米上院、対イラン戦争停止の決議案を4回目の否決 提出続けると民主党

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アメリカの連邦議会上院で15日、ドナルド・トランプ米大統領の対イラン戦争の遂行権限を制限する決議案が否決された。否決はこれで4回目。
決議案は賛成47、反対52で否決された。与野党の議員のほとんどが、党の方針に従う形で投票した。可決されていれば、議会の承認のない米軍事行動を停止させることにつながっていた。
野党・民主党は、今後も同様の決議案を提出するとしている。そうすることで、今回の戦争に対する各議員の姿勢が記録に残るとしている。
与党・共和党は、大半の議員が決議案に反対してきた。ただ、一部の議員は、戦争が来月も続けば投票行動を変える可能性があるとしている。
戦争がいつまで続くのかについて、トランプ氏はさまざまな見通しを示している。15日に放送された米FOXニュースのインタビューでは、戦争が「終わりに近い」と話した。
共和党の議員はほぼ全員、トランプ氏がイランの港湾の封鎖を米軍に命じた後も、同氏支持の立場を取り続けている。
共和党では唯一、ランド・ポール議員(ケンタッキー州)が、民主党と歩調を合わせて決議案に対し賛成票を入れた。戦争停止の決議案に同議員が賛成したのは4回目。
一方、民主党からは、ジョン・フェッターマン議員(ペンシルヴェニア州)だけが、党の方針に逆らう格好で決議案に反対票を投じた。
今後賛成増えると与党議員
連邦法の戦争権限法は、軍事行動を60日以上継続するには議会の承認が必要だと定めている。アメリカとイスラエルによるイランへの空爆は2月28日に始まった。
共和党のポール議員は「60日が過ぎれば、私と同じ立場を取る共和党議員が何人か増えるのではないか」とBBCに話した。
議会承認が必要になる期限は、国家安全保障が理由であれば、ホワイトハウスは30日間延長できる。
1973年制定の戦争権限法は、当時のリチャード・ニクソン大統領のヴェトナム戦争継続の権限を制限するため議会で可決された。






