イタリア・ナポリで銀行強盗、犯人は「地下トンネル」で逃走 25人が一時人質に

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イタリア南部ナポリで16日正午ごろ、武装した複数の男性が銀行に押し入り、25人を人質に取る事件が起きた。犯人はその後、地下トンネルを通って逃走した。
強盗事件が起きたのは、ナポリ市内にあるクレディ・アグリコル銀行の支店。犯人は個人の貸金庫を奪ったもよう。発生から間もなく、警察は銀行を包囲した。
地元メディアによると、警察が強盗犯と交渉し、約2時間後に人質が解放された。
ソーシャルメディアで共有された複数の動画には、消防隊が専用器具で窓ガラスを割り、建物内から窓によじ登って外へ脱出する人々を助ける様子が映っている。
人質の中には、ガラス片を払い落として歩く人もいた。一方で、明らかに動揺した様子で、泣きながら親族と抱き合う人もいた。ショック状態だった6人は、医療支援を受けた。
人質の1人は地元ニュースサイト「Fanpage.it」に対し、強盗犯は自分たちを部屋に閉じ込めたと証言。強盗犯は武装していたものの、「暴力は振るわなかった」とも男性は述べた。
この事件で重傷者は出なかった。地元当局者のミケーレ・ディバリ氏は声明で、「迅速な対応のおかげで(中略)人質全員が重傷を負うことなく、午後1時30分過ぎに解放された」と述べた。
銀行があるメダリエ・ドーロ広場には、見物人や地元住民、消防隊員らが大勢集まり、事態の推移を見守っていた。また、数万人が現場からのライブ配信を視聴した。
事件を受け、イタリア国家警察カラビニエリの特殊部隊員がトスカーナ州から空路で緊急派遣された。
部隊は発生から数時間後、銀行の窓を破って突入した。直後のライブ映像では、複数の銃声や閃光手榴弾の大きな音が聞こえた。
しかしこの時点で、強盗犯はすでに地下トンネルを通って逃走していたと、地元メディアは報じている。強盗犯は下水道に姿を消した可能性がある。
ライブ映像にはその後、カラビニエリと消防隊が近くのマンホールをのぞき込む様子が映っていた。広場にはその後も、大勢が残っていた。
「Fanpage.it」によると、強盗犯が盗んだのは現金ではなく個人の貸金庫で、現時点では被害総額を算定できないという。






