ロシアの著名な反戦政治家に拘禁11年1カ月、所属政党は選挙参加禁止に

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ヤロスラフ・ルキフ
ロシア北西部プスコフの裁判所は17日、同国の著名な反戦政治家レフ・シュロスベルグ氏(63)に対し、ロシア軍の信用を失墜させ、軍に関する虚偽の情報を流布したとして、拘禁11年1カ月の実刑判決を言い渡した。
シュロスベルグ氏は、この判決の唯一の目的は「政治的、公的、市民的立場を理由に人を罰すること」が目的だと非難した。
同氏が副党首を務める自由主義政党「ヤブロコ」は、控訴する意向を示した。
シュロスベルグ氏に対する判決の数分後、ロシア最高裁判所は、政党ヤブロコが9月の議会選に参加することを禁止する判決への上訴を退けた。
ヤブロコは、ロシアが2022年2に始めたウクライナ全面侵攻に反対した唯一の登録政党だった。
27年近く権力を握っているウラジーミル・プーチン大統領に対してロシア国内に残る反対勢力は、今回の最高裁判決で一掃された形だ。
公の場での異議表明は戦時中の検閲法によって抑圧されているため、高額の罰金や長期の拘禁刑につながる可能性があった。
プスコフの裁判所は、シュロスベルグ氏が「ロシア連邦軍の運用をおとしめることを目的とした公的な行為」を行ったとして有罪判決を下した。
シュロスベルグ氏は、ソーシャルメディアに投稿したコメントをめぐり起訴されていた。検察側は、拘禁12年1カ月を求刑していた。
ロシアの独立系リベラル紙「ノーヴァヤ・ガゼータ」が公開した議事録によると、シュロスベルグ氏本人による最終弁論で全ての罪状をあらためて否定し、この裁判は「明らかに違法な目的を達成するために、捜査のまねごとをしたにすぎない」と述べた。
そのうえで、ロシアとウクライナの戦争における停戦と「政治対話」の開始を訴えた。
シュロスベルグ氏の弁論中、裁判長は何度もその発言をさえぎった。
政党ヤブロコは今月初め、「国際的なLGBT(性的マイノリティ―)運動」を公然と支持しているとの疑惑を受け、選挙名簿から除外された。ロシアの最高裁判所は、この運動を過激派と認定している。
ヤブロコはまた、親政権派の民族主義政党「ロディナ(母国)」から著作権侵害で訴えられている。
ヤブロコは全ての告発を否定している。
9月18日から20日にかけて行われる選挙に参加する他の10政党はすべて、ウクライナでの戦争を支持している。
ロシアの国営世論調査機関VCIOMによると、与党「統一ロシア」の最新支持率は今月初めに32.1%に低下し、5月以来の最低水準となった。
それでもプーチン政権は、選挙で思う通りの結果を実現するために必要なリソースを備えていると広くみられている。
ロシアでは独立の選挙監視機関が選挙プロセスを監視し、異議を申し立てることは、ほとんどできなくなっている。












