韓国、北朝鮮との戦争を正式に終結させるための協議を提案

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韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は15日、現在も形式的には戦争状態にある北朝鮮に対し、戦争を正式に終結させるための協議を提案した。
李大統領はこの日、朝鮮半島を南北に二分する軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)周辺での緊張激化を回避するため、「多層的な安全保障体制」を構築する考えを示した。また、北朝鮮の核開発計画の野心を抑制するための実践的な方法についての協議を提案した。
北朝鮮は、核弾頭を搭載できる弾道ミサイルの発射実験を継続しており、韓国や隣国の日本では、これは脅しや力を誇示する試みと受け止められている。
朝鮮戦争は1953年の休戦協定をもって戦闘が終了したが、平和条約が交わされていないため、韓国と北朝鮮は事実上の戦争状態にある。
休戦後の数十間にわたり、DMZ周辺では衝突や緊張が続いてきた。ごみやプロパガンダのメッセージ付きの風船を境界線を越えて飛ばすなど、双方は挑発行為を非難し合っている。
昨年6月に大統領に就任した李氏は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権下で悪化していた北朝鮮やその同盟国である中国との関係を改善しようと努めている。
李氏は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で、「互いを脅そうとする意図を捨て、直接の当事者として、長く続いてきた戦争を終わらせるための協議を始めよう」と述べた。
李氏は、韓国と北朝鮮がいずれ「平和的共存と相互成長のために向き合って座る」ことへの期待を示し、それが「北朝鮮の核能力の進歩を止める効果的な方法」を話し合う機会にもなり得ると付け加えた。
北朝鮮はこれまでのところ、李氏の提案に反応していない。北朝鮮の国営通信は、同国の光復節の式典に儀仗隊が動員され、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が献花したと報じた。
北朝鮮はこれまでも、李氏からの対話の申し出を拒否してきた。アメリカが韓国の原子力潜水艦を建造するとの合意や、米韓合同軍事演習を非難している。
2024年1月には金総書記が、韓国との統一はもはや不可能だと表明。金氏は最高人民会議での演説で、憲法を改正し、韓国は「第1の敵、不変の主敵」であると、北朝鮮国民を教育すべきだと語った。
また、朝鮮半島で戦争が勃発した際には南を「占領」、「奪還」し、北の領土に「編入」することを、憲法に反映させるべきだとした。
北朝鮮は2022年に、自国は核兵器保有国だと宣言。同国が保有するとされる推定数十発の核兵器を決して放棄しないと誓っている。
李氏は以前、北朝鮮が毎年15発から20発の核弾頭を製造していると指摘していた。昨年にはBBCに対し、アメリカのドナルド・トランプ大統領と金氏が、北朝鮮の核兵器について放棄ではなく製造凍結で合意した場合、韓国はそれを受け入れる方針だと述べた。
トランプ氏は1期目の2018年と2019年に、西側の首脳として唯一、金氏と首脳会談を行っている。トランプ氏は昨年1月にホワイトハウスに復帰してからは、ほかの地域に関心を向けているものの、昨年8月には「適切な時期」に金氏と再び会談したいと述べていた。
トランプ氏は16日、韓国との合同軍事演習を「大幅に削減する」と表明した。北朝鮮の金総書記との「非常に良好な関係」を理由に挙げた。
トランプ氏はこの方針を、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で発表。その中で、韓国が最近、アメリカによるイランの「非核化」の取り組みに加わることを拒否したとも書いた。
そして、「こうした演習は費用がかかるだけでなく、(いつもながら!)費用の多くはアメリカ合衆国が支払っている。それなのに、全く不適切で敵対的なメッセージを送っている」と書き込んだ。また、毎年実施している両国の合同軍事演習の直近のものは17日に始まるので、「中止には遅すぎる」と書いた。
北朝鮮の威嚇行為は継続しているようだ。同国は12日に弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射した。今年11回目とみられるミサイルの発射は、米韓合同軍事演習を数日後に控える中で行われた。















