バーナム英首相、初の外訪先はキーウ ウクライナ支持を再確認へ

画像提供, Reuters
イギリスのアンディ・バーナム首相は、首相就任後初の外国訪問として、24日にウクライナの首都キーウを訪問する。ウクライナへのイギリスの支援を改めて表明するとともに、ウクライナの独立記念日を祝う予定だ。
24日のウクライナ訪問に先立ち、バーナム首相は、「ウクライナ独立35周年を迎えるにあたり、イギリスは今日も、必要な限りいつまでも、あなた方を支持し続けると、ウクライナの人たちは確信してもらいたい」と述べた。
「私たちの国がウクライナに貢献してきたことを誇りに思う。そして、ウクライナ国民の皆さんに、私たちの支援が決して揺るがないことを、私が直接伝えたい。結局のところ、ウクライナの安全保障は私たちの安全保障でもある」とも、首相は述べた。
バーナム氏はキーウで、ウクライナ支援のためにキア・スターマー前英首相がフランスと共に設立した「融資連合」の会合に初めて出席し、議長を務める予定。
バーナム氏はこのほか、ウクライナの独立記念行事に出席するほか、イギリスによるウクライナ支援をたたえる賞をイギリス人代表として受け取る予定。
このところロシアによるウクライナへの攻撃が激化していることを受け、バーナム氏はイギリスとしてウクライナへの支持を改めて表明する見通し。ウクライナでは21日に中部クリヴィー・リフでショッピングセンターが攻撃され、少なくとも16人が殺害された。
ロシアをけん制
バーナム首相はキーウ訪問に先立ちさらに、ウクライナとイギリスの友好関係は「ロシアの違法な戦争よりも長く続く」と述べ、「ロシアは我々の決意のほどを疑うべきではない。公正で永続的な平和が実現するまで、我々は決して後退しない」と付け加えた。
これは、ウクライナがロシアのインフラ攻撃を強化するにあたり、イギリス製のドローンを使用したことに対し、ロシア政府がイギリスに警告したことを受けての発言。
ウクライナはこのところ、ロシアの首都モスクワ周辺やその他のロシア地域への長距離攻撃を強化。石油精製所や、国内最大のオンライン小売業者ワイルドベリーズの倉庫などを標的にしている。
在英ロシア大使館は、イギリスが「ウクライナ危機のエスカレーションを意図的に選択した」と非難し、「紛争への関与が深まるほど、イギリスが支払う代償は大きくなる」と述べている。
これに対してバーナム首相は18日、「私たちは、都合の良い時にだけ友人でいるのではない。ウクライナが苦境に陥れば、その時は必ず駆けつける。その姿勢は変わらない」と述べた。
ロシアの脅しについて質問された英首相は、「ウクライナが自衛できるよう、我々は支援を提供している。この紛争を通して、イギリスは一貫して歴代首相がその姿勢を貫いてきた。私も同じだ」と強調していた。
バーナム氏はまた、ヨーロッパの多国籍防衛企業MBDAに対し、長距離ミサイル「スカルプ」(イギリスのストームシャドウに相当するフランスのミサイル)のイギリス製部品に関する情報を機密解除することを、イギリス政府として承認したと発表する予定だ。
両ミサイルはイギリスとフランスの共通技術を使用しており、エマニュエル・マクロン仏大統領はウクライナ国内にスカルプミサイルの現地生産ラインを設置することを検討している。
バーナム氏は7月20日にイギリス首相に就任した。首相官邸に最初に迎えた外国首脳が、ゼレンスキー氏だった。
首相のウクライナ訪問に先立ち、ロシアはアンドレイ・ケリン駐英大使が数週間前にロンドンでの任期を終えて出国したと明らかにした。
ロシア政府はまだ後任候補を提示していないが、在英ロシア大使館はBBCに対し、今回の決定は両国間の外交関係を格下げする意図を示すものではないと話した。
















