ロシア、イギリスに警告 ウクライナへのドローン供給で「テロ攻撃の共犯」

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タビー・ウィルソン
ロシアは17日、イギリスを、「ウクライナ危機のエスカレーションを意図的に選択した」と非難した。イギリスで製造されたドローンがロシアに対する攻撃で使われたのが明らかになったのを受けたもの。
在英ロシア大使館は、「イギリスはそうすることで、血なまぐさい犯罪とテロ攻撃の共犯者、共同実行者として行動している」とする声明を発表。
「ロンドンの行動は必然的に結果を伴い、その責任を(イギリスは)負わなければならない」とした。そして、紛争への関与を深めるほど、「支払う代償は大きくなる」と付け加えた。
英国防省の報道官は、BBCニュースの取材に対して、イギリスはウクライナと「連帯して」いると声明で回答した。
報道官は、「ロシアの侵略に立ち向かうという、この(イギリス)政府の決意を、ロシアは決して疑うべきではない。それがウクライナでのものだろうと、イギリスや私たちの同盟国に対するものだろうと」と述べた。
そして、「(ロシアのウラジーミル・)プーチン大統領による違法な侵略からウクライナを守るため、ウクライナが必要とする装備を提供することに(イギリスは)尽力している」と付け加えた。
問題となっているドローンは、イギリスの2企業が製造したもの。ロシア国内の軍事施設や産業施設を狙った広範囲におよぶ攻撃で使用され、成果を上げている。攻撃対象には、製油所やオンライン小売大手ワイルドベリーズの倉庫も含まれる。
ワイルドベリーズは「ロシア版アマゾン」とも呼ばれる企業で、ウクライナが繰り返し標的にしている。同社最大の物流センター10カ所のうち7カ所を「機能停止」状態にしたと、ウクライナは主張している。
ウクライナのこうした攻撃に、イギリス製ドローンが使われたと、軍関係者がBBCに認めている。攻撃がもたらした経済的損害は350億ポンド(約7兆5500億円)を超えるという。
ロシアは2022年2月、ウクライナへの本格侵攻を開始した。現在、ウクライナ領土の約2割を支配している。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、イギリス製の部品や構造からなるドローンが、ロストフ州カメンスキー地区の燃料貯蔵施設などへの攻撃に使われたと述べた。
激しい攻撃の応酬
ロシアでは、ウクライナによる激しい攻撃が続いている。
18日朝にかけての直近の攻撃では、モスクワ周辺地域に向けてドローン約620機が飛来したと、ロシア当局者は説明した。ロシアの防空システムがドローン180機以上を破壊し、数人が負傷したという。
ロシア・モスクワ州のアンドレイ・ヴォロビョフ知事は、さらにその前夜のウクライナによる攻撃でドローン822機が使われ、うち600機はモスクワ州を標的にしていたと述べた。また、首都モスクワが「近年まれに見る大規模なドローン攻撃」を受けたとした。
一方、ウクライナでも16日朝にかけてロシアによる攻撃があり、少なくとも7人が殺され、39人以上が負傷した。
英国防省は4月、ウクライナに対し、長距離攻撃用を含むドローン数万機を供与すると発表した。これは過去最大規模の供給計画となる。















