欧州男子サッカー、アイルランド代表がイスラエル代表との握手を拒否

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27日に行われた欧州サッカー連盟(UEFA)ネーションズリーグ男子のアイルランド対イスラエルの試合で、アイルランド代表が試合前の一連の儀式を拒否した。アイルランド代表を率いるヘイミル・ハルグリムソン監督は、選手たちは「世界中の問題意識を高めた」と述べた。
ハンガリー・デブレツェンで行われた試合前、両国の選手らは握手を交わさず、イスラエルの国歌が演奏された際には、アイルランドの選手らは下を向いた。試合はアイルランドが3対0で勝利した。
アイルランド代表キャプテンのダラ・オシェイ選手(DF)とイスラエル代表キャプテンのマノル・ソロモン選手(MF)は握手を交わさず、ペナントの交換もしなかった。
両国がグループB3でプレーすることが決まった今年2月以来、この試合をめぐって論争が続いてきた。
アイルランド代表は、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区の間で続く戦争を理由に、今大会への出場を取りやめるよう求める声に直面してきた。アイルランドでは、抗議団体「アイルランド・スポーツ・フォー・パレスチナ」が主導する「試合を止めろ」運動が勢いを増している。
ハルグリムソン監督は試合後、アイルランドの公共放送RTEの取材で、「多くの選手たちにとって、本当につらい時期だった」と語った。
「次の試合ではこうならないことを願っている。選手たちはすでに、抗議活動への支持を示し、アイルランドだけでなく世界中でこの問題への意識を高めたからだ。抗議活動の本来の目的は、状況への意識を高めることだ」
「選手たちは、これまでの行動や発言を通してそれを証明してきたと思う。ギャヴィン・バズヌに限らず、他の選手たちもピッチ上での行動でそれを示してきた。人々が理解してくれることを願っている」
アイルランド代表の選手らは26日、滞在中のホテルで行われた長時間の会議で投票を行い、予定通り試合に出場することを決めた。
しかしその後、ゴールキーパーのバズヌ選手が代表チームから離脱したと発表。同選手は、イスラエルとの27日の第1試合と、10月4日にセルビアのバチュカ・トポラで行われる第2試合に出場するのは「間違っている」と感じたと説明した。
27日の試合では、アイルランドの選手たちは黒い腕章を着用した。アイルランドサッカー協会(FAI)のデイヴィッド・クーレル最高経営責任者(CEO)は26日、これは「(ガザ)紛争で失われたすべての命を悼む」ためのジェスチャーだと述べた。
アイルランドの3点目を決めたフォワードのジャック・モイラン選手はゴール後、腕章を外し、それにキスをしてから、チームのエンブレムにもキスをした。

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アイルランド代表の選手たちが試合前のウォーミングアップのためにピッチに姿を現した際、会場にいた少数のイスラエルサポーターからブーイングが浴びせられた。
FAIは、アイルランドのサポーターにはチケットを販売しないと発表したが、スタジアム内にはわずかにアイルランドのサポーターも見られた。
ハルグリムソン監督は、バズヌ選手について、10月1日にダブリンで行われるオーストリアとの試合には出場するが、イスラエルとの第2試合のメンバーには含まれないと述べた。
「彼は我々がこの試合に勝ったことをとても喜んでいると思う」と、監督は語った。
「誰も彼の決断に疑問を抱いていなかった。ただタイミングが悪く、我々もどう対応すればいいのか分からなかった。でもチームには誰も、彼に主張をやめろと言っている人はいない。私たちと一緒の飛行機で帰る」
また、27日の試合のメンバーを選ぶ際に、各選手の見解を考慮したのかという質問には、「全く考慮していない」と答えた。
「今回のチーム選考では、アイルランド代表として最高のパフォーマンスを発揮できると我々が考えた選手を選出した」
ボイコット求める声高まる
2月の組み合わせ抽選以来、アイルランド国内では、ネーションズリーグの試合をボイコットするよう求める声が高まっている。
FAIは昨年11月、UEFAに主催大会からイスラエルを除外するよう求める動議を承認した。
FAIは6月、ネーションズリーグのホームゲームを首都ダブリンのアヴィヴァ・スタジアムではなく、セルビアでの無観客試合とすると発表した。理由として、「ホームグラウンドでの試合実施に影響を与える可能性のある運営上の課題」を挙げた。
しかし、ボイコットを求める声はここ数週間でさらに強まっている。先週には、160人以上のアイルランド人アスリートが、「アイルランド・スポーツ・フォー・パレスチナ」が発表した公開書簡に署名し、代表チームに試合に出場しないよう求めた。
FAIのクーレルCEOは先週、アイルランドとイスラエルを今後の大会の組み合わせ抽選で別のグループにするよう求める要請を、UEFAが却下したと述べた。
ガザでの戦争は、2023年10月7日にパレスチナの武装組織ハマスが主導する勢力がイスラエル南部を奇襲したのをきっかけに始まった。イスラエル奇襲では約1200人が殺害され、251人が人質としてガザへ連れ去られた。
イスラエルは報復として、ガザでの軍事作戦を開始した。ハマスが運営するガザ保健省によると、イスラエルのこの作戦で、ガザではこれまでに7万3000人以上が殺害された。国連は、同省の数値を信頼できるものとして扱っている。
イスラエルは、ジェノサイド(集団殺害)、戦争犯罪、人道に対する罪について繰り返し否定している。ガザ地区での軍事作戦は自衛のためであり、国際法にのっとって行われたと主張している。












