パキスタン、議会解散し総選挙へ カーン首相不信任案の採決を回避

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経済が低迷するパキスタンでイムラン・カーン首相を政権の座から降ろそうとする動きが出ており、アリフ・アルヴィ大統領は3日、議会下院を解散した。早期の総選挙実施を目指しているとみられる。
カーン首相をめぐっては、下院で不信任案が出されている。可決される可能性が高く、副議長は採決を拒んでいた。
カーン氏は、政権転換を目的とした謀略を、アメリカが主導していると主張している。同氏が米政策を批判していることや、同氏の外交政策が背景にあるとしている。
この主張を、野党議員らはばかげていると退け、アメリカも否定している。
カーン氏は、ロシアがウクライナを侵攻を開始したタイミングで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とモスクワで会談していた。カーン氏はこれまで、アメリカの「テロとの戦争」を批判している。

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BBCのセカンダー・カーマニ記者によると、カーン氏は軍の支援で権力を掌握したと広く考えられている。しかし現在では、軍とは仲たがいしているとみられているという。
カーン氏と対立する議員らは、連立与党のメンバーらを説得。不信任案の採決を要求してきた。
しかし、ファワド・チョードリー情報相は3日、パキスタン当局が「外国政府による政権転換の作戦」について情報を得たと、下院議員らに説明。憲法違反に当たるとした。
これを受け、カーン氏の側近でもある下院副議長は、不信任案の採決は違憲だと宣言した。
野党側はこれに強く反発。最高裁判所に申し立てを行った。
首都イスラマバードの政府庁舎の周辺では、厳重な警備態勢が敷かれている。
パキスタンで首相の不信任案が採決に至ったのは、過去2回しかない。1989年のベナジル・ブット氏と、2006年のショーカット・アジズ氏に対するもので、いずれも否決された。
経済悪化が深刻に
カーン氏は2018年7月に政権の座に就いた。汚職問題に取り組み、経済を立て直すと訴えた。
しかし、インフレが急激に進み、対外債務も膨らんで、多くの国民の支持を失った。それでも、一部の有権者には依然として人気がある。
カーン氏は昨年10月、情報機関ISIの新長官の任命を拒否。だが、軍もカーン氏も表向きは、双方の関係は悪化していないとしている。







