英国防相を乗せた空軍機に信号妨害、ロシア国境近くを飛行中

ダークスーツに白いシャツ、赤いネクタイを着けたヒーリー英国防相が、白い英空軍機のタラップを下りている。そばには緑色の軍服を着た男性が立っている

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画像説明, イギリスのジョン・ヒーリー国防相は先週、エストニアを訪問していた
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イギリスのジョン・ヒーリー国防相を乗せた英空軍のジェット機が21日、ロシア国境付近を飛行中に信号妨害を受けていたことが明らかになった。英紙タイムズが24日に報じた。

タイムズによると、ヒーリー国防相は21日、エストニアに駐留する英部隊の視察を終えてイギリスへ戻る途中、乗っていた英空軍機が信号妨害を受けた。

この妨害行為の背後にロシアがいるとみられる。当該機のGPSは3時間にわたり無効化され、パイロットは別の航法システムを使用せざるを得なかったという。

ヒーリー氏はエストニア訪問中、ロシア国境付近での北大西洋条約機構(NATO)の軍事演習に参加する英軍人らと面会していた。

ヒーリー氏が意図的に標的にされたかどうかは分かっていないが、タイムズは、当該機の飛行経路が航空機追跡サイトで確認できる状態だったと報じている。

BBCは英国防省にコメントを求めている。

ロシア機、英偵察機に「緊急システムが作動するほど」接近

黒海上空では先月、ロシアの戦闘機Su-35が英空軍の偵察機「リヴェット・ジョイント」に接近する事案があった。ロシア機は、英偵察機の緊急システムが作動して自動操縦が無効になるほどの距離にまで接近したとされる。

さらに、ロシア戦闘機Su-27が、英偵察機の前を6回横切り、機首からわずか6メートルの距離まで接近したという。

ヒーリー氏は、ロシアによる「容認できない」接近通過の最中に英空軍の乗員が示した「卓越したプロ意識」を称賛した。英国防省は先月のロシア機接近について、2022年に黒海上空でロシア軍機のパイロットが「単独で行動」し、英偵察機「リヴェットジョイント」に向けてミサイルを発射した事案に続く、ロシアによる最も危険な行為だとしている。

2024年には、グラント・シャップス英国防相(当時)を乗せた英空軍機が、ロシア領空近くを飛行中にGPS信号を妨害されている。