パキスタンで列車を狙った爆発、少なくとも20人死亡 分離派組織が犯行声明

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アレックス・フィリップス、モハンマド・カジム(パキスタン・クエッタ)
パキスタン西部バルチスタン州で24日朝、軍関係者らが乗った列車を狙ったとみられる爆発があり、少なくとも20人が殺害され、70人が負傷した。目撃者らは、爆発物を積んだ車が列車に突っ込んだと話している。同州の分離を訴える組織が犯行声明を出した。
爆発は、列車が州都クエッタのチャマン・ファタク駅を通過中に発生した。
鉄道当局はBBCウルドゥー語の取材に、客車3両と機関車が脱線し、2両が横転したと話した。当局によると、列車はクエッタの主要駅と近郊の軍駐屯地の間をシャトル運行していた。乗客の多くは、イスラム教の祝日イードを祝うために帰省していた軍関係者とその家族だったという。
州政府は、同州の分離を掲げる組織「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出したと発表。自爆攻撃だったとした。
BLAは、州政府の発表よりも前に犯行声明を出した。
現場の写真には、焼け焦げて変形した列車や自動車、爆発の被害があった建物が写っている。
近隣に住むナシール・アフメドさんは、「爆発が起きた時、列車は動いていて、乗客も車内にいた」とBBCに話した。爆発の衝撃で自宅の窓がすべて割れたという。
目撃者らは、爆発物を積んだ車が列車に突っ込み、爆発が起きたと話した。
バルチスタン州の警官と行政当局者は、20人が死亡し、死者数はさらに増える恐れがあるとBBCウルドゥー語に話した。当局によると、死者には兵士3人が含まれているという。
パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、この攻撃を強く非難し、「こうした卑劣なテロ行為がパキスタン国民の決意を弱めることはない」と強調。
「この悲しみの時に、全国民がバルチスタン州民と連帯している」と付け加えた。
被害者を治療している病院では非常事態が宣言された。

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当局によると、列車の乗客らは、軍駐屯地からクエッタの主要駅へ行き、そこからペシャワルを経由し、休暇を過ごす故郷へとさらに移動する予定だったという。
BLAは過去にもバルチスタン州で列車を標的にしてきた。ここ2年間では、ジャファール・エクスプレスと呼ばれる長距離列車を何度も攻撃している。
BLAは、パキスタン最大のバルチスタン州の豊富な鉱物資源を連邦政府が搾取しており、地元住民に利益が還元されていないと非難している。
バルチスタン州は国土の約44%を占める。問題が生じやすいイランやアフガニスタンとの国境や、アラビア海の海岸線もある。パキスタンの全人口の約5%に当たる2億4000万人超が暮らしている。
今年2月には、クエッタやバルチスタン州各地でBLA戦闘員とパキスタン治安部隊との暴力衝突が発生し、民間人31人が死亡した。









