インドネシア地震、救助活動続く 5000人以上が避難
エマ・ロッシター記者
インドネシア東部で15日に発生した強い地震は、16日正午までに、死者が少なくとも53人に上った。また、約5000人が避難を余儀なくされている。救助隊は生存者の捜索を続けている。
最初の地震は、15日午前4時58分(日本時間同6時58分)ごろに東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島で発生。マグニチュード(M)7.7で、震源の深さはわずか15キロだった。地震の震源が浅いほど、地表への影響は大きくなる傾向がある。
インドネシアの国家災害対策庁(BNPB)の初期報告では、この地震とそれに続く341回の余震により、900軒以上の住宅と数百棟の建物が深刻な被害を受けたことが示されている。
BNPBによると、西部の北スマトラ州ではM6.4の余震が発生した。米地質調査所(USGS)はM6.9と発表している。
被害の全容はまだ明らかになっていないが、M6.9の余震というニュースは、この地域が「環太平洋火山帯」と呼ばれる理由を改めて思い起こさせるものとなった。
今回の最初の地震は、2022年に西ジャワ州で数百人が犠牲となった地震以来、同国で最も多くの死者を出した地震となった。BNPBによると、この揺れは西ヌサ・トゥンガラ州ビマまで及んだ。
最も大きな被害を受けた地域の一つが東ヌサ・トゥンガラ州マンガライ県で、BNPBのアブドゥル・ムハリ副長官は、同県でこれまでに25人の死亡が確認されたと発表した。
このほか、同州の東マンガライ県で20人、シッカ県で4人、エンデ県で2人、そしてナゲケオ県と西マンガライ県で、それぞれ少なくとも1人の死亡が確認されたと述べた。
また、シッカ県では3356人が、マンガライ県では2078人が避難したとした。
インドネシアのベンジャミン・パウルス・オクタヴィアヌス保健次官によると、東ヌサ・トゥンガラ州では36人が重傷を、77人が軽傷を負った。
この地域は人里離れた山岳地帯であるため、被害の全容を把握するには時間がかかるとみられている。

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初期報告によると、住宅の被害に加え、数十の学校、医療施設、政府機関も深刻な被害を受けたという。
マンガライ県にあるルテン地域病院もその一つだ。写真には、手術室や診療所の天井が崩落し、患者がテントで治療を受けざるを得ない状況が写っている。
同病院の広報担当リスタ・マリ氏は、「医療支援が提供されるという話は聞いているが、まだ何も届いていない」と、BBCインドネシア語に語った。「支援がすぐに届くことを願っている」。
BNPBは、「避難者の基本的ニーズを満たし、物資を提供することが、緊急対応における最優先事項の一つとなっている」と述べている。また、マンガライ県に数トンの緊急物資を送ったと明らかにした。
フローレス島最大の町、マウメレの港で撮影された映像には、ターミナルビルから大きなコンクリート片が崩れ落ち、島間フェリーへの乗船を待っていた乗客に降り注ぐ様子が映っていた。船へのタラップが崩落した際には、一部の乗客が海に投げ出された。
東ヌサ・トゥンガラ州のエマニュエル・メルキアデス・ラカ・レナ知事は記者会見で、多くの住民が寝ている間に、崩れたがれきの下敷きになって死亡したと述べた。
シッカの海岸に近いタリブラ村に住むアーノルド・ウェリアント氏は、「非常に強い揺れ」で目が覚めたと話した。「驚いて目が覚め、すぐに子どもの部屋に行った」という。
ウェリアント氏はBBCに対し、海水が引いたため、多くの人々がすでに山間部に避難したとBBCに語った。

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当初は津波警報が発令されたが、その後に顕著な海面上昇が観測されなかったため、最初の揺れから約3時間後に解除された。
土砂崩れによって一部の村へのアクセスが遮断されたものの、経験豊富な救助隊が、がれきの下に閉じ込められた人々を救出しようと、精力的に活動した。
ルテンでは、被災者を治療するため、病院の外に仮設テントが設置された。

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BNPBは、人々に引き続き冷静を保ち、沿岸地域や被害がうかがわれる建造物には近づかないよう促している。
インドネシアは、三つの主要な地殻プレートの境界に位置しているため、地震や火山活動が頻繁に発生する。











