投票所で爆発、少なくとも31人死亡 パキスタン総選挙

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総選挙が実施されているパキスタンの南西部バロチスタン州の州都クエッタで25日、投票所で爆発があり少なくとも31人が死亡した。当局は自爆攻撃だとみている。
このほか各地で小規模な爆発や政党職員同士の衝突などが発生しており、1人が死亡、数人のけが人が出ている。
総選挙は、元クリケット選手のイムラン・カーン氏が率いるパキスタン正義運動(PTI)党と、汚職で有罪判決を受け服役中のナワズ・シャリフ前首相が率いる与党・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の間で、支持が2分される構図になっている。
しかし、選挙運動には不正や暴力が大きな影を落としてきた。人権団体「パキスタン人権委員会」は、選挙を操作しようとする「あからさまな」行為が見られると指摘している。
PTIのカーン氏は汚職の根絶を約束しているが、対立候補たちは、大きな力を持つ軍部による選挙介入が、PTIを有利にしていると非難している。パキスタンでは、約70年前の分離・独立以来、半分近くの時期が軍事政権下にあった。
過去数カ月のような政情不安がパキスタンで生じるのは、これまでも珍しくなかった。前回の総選挙で勝利したシャリフ前首相は現在、2016年に表面化した「パナマ文書」をきっかけとした汚職スキャンダルで有罪判決を受け、禁錮刑を受けている。
37万人以上の兵士が治安維持のためパキスタン全土に配置されており、厳重な態勢が敷かれているが、暴力を未然に防げずにいる。
当局者は、情勢が不安定なバロチスタン州にあるクエッタで起きた爆発は自爆攻撃で、投票所の門にいた警察が標的になったと語った。今月13日には、近くのマストゥングで起きた自爆攻撃で少なくとも149人が死亡し、パキスタン国内の自爆攻撃としては、最も多くの犠牲者が出た。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出している。
シャリフ氏の娘、マリアム・ナワズ氏は23日にBBCウルドゥー語とのインタビューで、絶大な権力を誇る軍部を批判した。ナワズ氏も父親と同じスキャンダルで禁錮刑の判決を受けている。
ナワズ氏は、「首相が屈せず、彼ら(軍部)の言う通りにしないと、4つの方法で屈服させようとする。イスラム法違反を宣告し、裏切り者だと呼び、インドの手先だと言い、汚職にまみれていると非難する。選挙で選ばれた首相全員にこの4つの手段が使われた」と語った。

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パキスタンでは女性に参政権があるが、保守的な社会の地域では、多くの女性に対して投票をしないよう圧力がかかる。
こうした状況を変えようと、各選挙区で少なくとも投票者の10%が女性でない場合は、結果を無効とする規定が導入された。









