欧州で熱波、ポルトガルは40.3度で5月の最高を更新 フランスでは休校も

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ヨーロッパ西部が猛暑に見舞われている。ポルトガルでは27日、中部モラで気温40.3度を記録し、同国の5月の最高を更新。フランスでは28日、パリで33度まで上昇し、開催中のテニスの全仏オープンで、男子の優勝候補が暑さの中、途中棄権した。イタリアでは28日、ローマで32度を記録。当局が熱波の「赤警報」を発令した。
この熱波は週末にかけて続く見通しで、ドイツやスペイン、スイスでも例年にない暑さが続いている。
フランスでは、北西部およびパリを含む17の県で「オレンジ警報」が発令された。住民には、天候への「細心の注意」が求められている。
同国の一部の学校は、休校を余儀なくされている。現地メディアが当局者の話として伝えたところでは、ランド県スーストンの小学校では今週、校内の気温が53度に達したため、28日と29日が休校となった。
猛暑のなか、フランスの大学入学資格試験(バカロレア)は続けられる予定。この決定に対し、教育関係の労働組合や教員らは批判の声を上げている。ある教員はラジオで、教員らが「自前の扇風機を持ち込まざるを得ない」状況だと話した。
テニスの全仏オープンでは、男子世界ランキング1位のヤニック・シナー選手(イタリア)がめまいやだるさを訴え、途中棄権した。同選手はのち、「厳しい状況だった」としつつ、「暑さのせいでも天候のせいでもなかった。今日は単に自分の調子が悪かった」とコメントした。

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イタリアでは、ローマ、フィレンツェ、ボローニャ、ブレシア、トリノの各都市で今年最初の「赤警報」が出された。当局は、「健康で活動的な人々の健康にも、悪影響が及ぶ恐れがある」と警告している。
スペインでは、マドリードで週末にかけて気温が35度まで上昇する見込み。同国の気象庁は、この暑さは通常7~8月にみられるものだとしている。

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この熱波は、「ヒートドーム」と呼ばれる現象が直接的な原因となっている。高気圧が「停滞」し、その下に暖かい空気を閉じ込める現象だ。
個々の異常な気象現象を、気候変動と直接結びつけることは難しい。それでも科学者らは、気候変動によって熱波の発生頻度が高まっており、その強度も増していると指摘している。
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると、ヨーロッパでは過去30年間、気温が10年ごとに0.56度上昇しており、熱波の深刻さが著しく増大しているという。
国連は28日、今年を含め今後5年間、世界の平均気温が過去最高かそれに近い水準で推移する可能性が高いと警告した。
観測史上最も暑い年の上位11年は、すべて2015年以降に記録されている。国連の気象・気候機関は、この傾向は今後も続くと予測されるとし、「最も暑い年」の記録が2031年までに更新される「可能性が高い」としている。









